── 歴史ある伝統行事を、ぶらんど~む一番町で体験しよう
こんにちは、Webライターのミキです。
お正月の仙台といえば、やっぱり「初売り」!
……でも、ちょっと待ってください。
実はこの「仙台初売り」、他の地域とはまったく違う、“特別な初売り”だということをご存じでしたか?
今回は、そんな仙台初売りの由来と魅力、そしてぶらんど~む一番町での楽しみ方をご紹介します。

仙台だけに許された“初売り”の文化とは?
初売りと聞くと、全国どこでも行われている新年のセールを思い浮かべますが──
仙台の初売りは、それとはまったく別格の伝統行事です。
実は、日本の「景品表示法(景品法)」では、
あまりに高額な景品や割増商品券の配布は原則NG。
でも仙台では、それが特例として認められているんです。
それはなぜか?
「仙台初売りは歴史ある伝統行事だから」──
そう認められて、国の機関である公正取引委員会から、
旧仙台藩地域に限り、正月三が日だけ特例が許可されているのです。
つまり、仙台初売りは“セール”ではなく、
地域が誇る文化的なイベントなのです。

そのはじまりは江戸時代──“2日から”の意味
仙台初売りのルーツは、なんと江戸時代の文化文政(1804〜1824年)ごろ。
『仙台年中行事』という記録には、
「2日朝早くから店の格子戸をたたいて、初売り初買い」という記述があります。
つまり、200年以上も前から、仙台では新年の2日に商いが始まり、
売る人も買う人も、お互いの1年の幸福を願い合う風習が根付いていたのです。
なぜ“2日”なのか?
- 2日は「初夢」や「書き初め」など、年始の“始めごと”の吉日
- 元旦に買い物や掃除をすると「福やお金を外に出してしまう」という風習
こうした考えが、仙台の商人と市民のあいだで深く浸透し、
やがて現在の「初売り文化」へと受け継がれていきました。

ぶらんど~む一番町での初売りの魅力
そんな由緒ある仙台の初売りを体験するのにぴったりなのが、ぶらんど~む一番町商店街。
- ファッション、雑貨、化粧品、食品など多ジャンルが集結
- 商店街全体が“初売り仕様”の福袋や割引で盛り上がる
- 寒くても安心!全天候型アーケードで快適に買い物ができる
なかには、仙台初売りならではの「割増商品券」や「景品付き販売」も登場。
数量限定のため、早い時間の来街が狙い目です。
そして何より、地元の店主さんたちが“新年のご挨拶”として迎えてくれるような温かさがあるのも、一番町ならではの魅力です。

初売りは、“一年の福を授かる”体験
仙台の初売りは、単なる「安売り」や「在庫セール」ではありません。
それは新しい年のスタートに、福を分かち合う時間。
ぶらんど~む一番町での初売りには、
その一歩一歩に、買い物以上の“物語”があります。
- 今年こそ素敵な1年になりますように
- 家族に喜んでもらえる贈り物が見つかりますように
- 自分へのご褒美も、ちょっと特別にしたいな
そんな気持ちで訪れた人に、思いがけない出会いや“福”が訪れる──
それが、仙台の初売りです。

受け継がれてきた、仙台ならではの初売り文化をあなたに
仙台初売りは、伝統に守られながら、時代とともに進化してきた行事。
ぶらんど~む一番町でのお買い物は、その“現在進行形”の文化に、あなた自身が触れることでもあります。
2026年のはじまりに、
あなたも“福”を見つけに、一番町を歩いてみませんか?
【参考資料】