一番町物語

一番町の始まりは、神社のお祭りから? 和霊神社と繁華街誕生の物語

仙台随一の繁華街「一番町」。実はそのルーツが、和霊神社の祭りにあったことをご存じでしょうか?

時は明治4年(1871年)。廃藩置県により、約3万人もの士族が職を失い、仙台の街は大きな転換期を迎えていました。そんな中、現在の一番町エリアに屋敷を構えていた山家豊三郎は、新たな賑わいを生み出すため、家臣とともに商売を始めます。

彼が目をつけたのは、自邸に祀られていた「和霊神社(山家明神)」。集客のため、この神社の祭りを盛大に開催したところ、多くの人が訪れ、東一番丁の武家屋敷街は活気ある商店街へと変貌。こうして、一番町の繁華街としての歴史が始まりました。

和霊神社は、宇和島藩で非業の死を遂げた山家清兵衛を弔うために建てられた宇和島和霊神社の分社。現在は、仙台FORUSの屋上に鎮座し、当時の名残を静かに伝えています。

次に一番町を歩くとき、ふと空を見上げてみてください。「この街は、神社のお祭りから始まった」 そんな物語を思い出しながら歩くと、いつもの景色が少し違って見えるかもしれません。

一番町の魅力の場所 ファン&写真募集
抽選で商店街で使える商品券をプレゼント

RANKING
DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

RELATED

PAGE TOP